2014年10月27日にUQコミュニケーションズより、
WiMAX2+におけるキャリアアグリゲーションの導入が発表されました。
これによって2015年の春頃を目安に
WiMAX2+の速度が下り最大220Mbpsとさらに高速になります。
WiMAX 2+ 下り最大220Mbps
キャリアアグリゲーションとは
複数の電波を同時に使用してデータ通信を可能とする技術です。
現在、WiMAXで使用されている周波数帯域30MHzのうち
20MHzをWiMAX2+に切り替えるとともに
現在WiMAX2+で使用されている20MHzと合わせて
キャリアアグリゲーションを導入することにより
下り最大220Mbpsの速度が可能になるわけですね。
現状のWiMAX2+の速度は理論値で下り最大110Mbps
それが、下り最大220Mbpsと理論上では倍になります。
あくまで理論上の数字ですのでひとつの目安ですが、
WiMAX2+が今より快適に利用できることは間違いないでしょう。
初代WiMAXは下り最大13.3Mbps
ただし、この施策に伴ってWiMAXの速度が
現状の下り最大40Mbpsから下り最大13.3Mbpsまで
来春より順次エリアが変更されることとなります。
つまり、WiMAX2+の周波数帯域が40MHzに増やされて
WiMAXの周波数帯域が10MHzに減らされることになりますので
下り最大13.3Mbpsにエリア変更・・となるわけです。
初代WiMAXは2020年春をもって終了となりました。
現在はWiMAX 2+のサービスのみとなっています。
このためUQコミュニケーションズでは現在のWiMAXユーザーに
2014年11月1日よりWiMAX2+史上最大のタダ変え大作戦と称して
WiMAX2+のルーターに無料で交換できるサービスを開始するようです。
ただし、これは現在のUQコミュニケーションズの発表で
MVNO各社も同様の対策をとるようですが
各社によって内容が異なる場合もありますので
例えば、現在とくとくBBのWiMAXを利用中のユーザーさんは
とくとくBBの対策に沿って手続を進めるようになりますね。
WiMAX 2+端末
それと、現在販売中のWiMAX2+のルーター
HWD15・NAD11ともに下り最大220Mbpsには対応していませんので
こちらも検討材料にはなると思います。
(HWD15・NAD11ともに販売終了となっています。)
なお、2018年夏には東名阪エリアの一部から
下り最大440Mbpsの高速通信に対応
ハイスピードプラスエリアモードでは下り最大708Mbps
キャリアアグリゲーションと4×4MIMOを組み合わせて
より高速通信が可能なモバイル回線へと進化していますよ。
今後のスピードアップにも期待しておきましょう。